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このページに掲載している基準書は改訂される場合があります。実務で使用する際は必ず最新版を確認してください。また、鉄道設計では事業者(JR・地下鉄・私鉄など)ごとに独自基準が設けられている場合があります。国土交通省の基準を基本としつつ、発注者・事業者の指定基準を優先して確認してください。
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軌道・線路設計

線形・軌道構造・建築限界に関する基準

3冊
鉄道に関する技術上の基準を定める省令・同解釈基準
国土交通省
★ 必携

鉄道施設全般の技術基準を定めた省令とその解釈基準(通称「技術基準」)。軌間・曲線半径・勾配・建築限界・車両限界・軌道構造など鉄道設計のすべての基本となる法令上の基準。鉄道土木設計に関わるあらゆる業務でまず参照する一冊で、他の鉄道設計基準もこの省令を基本として作成されている。

建築限界の確認 曲線半径・緩和曲線の設定 軌道構造の確認 勾配・カントの設定
軌道構造標準(軌道工学)
鉄道総合技術研究所(鉄道技術研究所)
★ 必携

レール・まくらぎ・道床バラスト・スラブ軌道など軌道構造の設計基準。軌道の構成要素ごとの設計方法・荷重の伝達・軌道틀の変形計算方法が記載されており、線路の新設・改良・維持管理計画で参照する。

軌道構造の設計 まくらぎの選定 道床厚の設定 スラブ軌道の設計
鉄道線路の計画と設計
鉄道総合技術研究所
◎ 参考

鉄道線路の計画・線形設計・平面線形・縦断線形・横断構成の設計手順を解説した参考書。新線計画・線路改良・速度向上工事での線形設計において、設計基準の考え方を体系的に理解するために活用する。

平面線形の設計 縦断線形の設計 カントの計算 線路改良の計画
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鉄道構造物の設計

高架橋・トンネル・盛土・切土の設計基準

4冊
鉄道構造物等設計標準・同解説(コンクリート構造)
国土交通省 鉄道局
★ 必携

鉄道の高架橋・ラーメン高架橋・橋台・橋脚などコンクリート構造物の設計基準。列車荷重(在来線・新幹線)・脱線衝撃力・温度荷重など鉄道固有の荷重条件を考慮した断面設計・耐久性設計の方法が記載されている。鉄道コンクリート構造物設計の基本書。

高架橋の断面設計 列車荷重の算定 橋台・橋脚の設計 耐久性設計
鉄道構造物等設計標準・同解説(鋼・合成構造物)
国土交通省 鉄道局
★ 必携

鉄道橋(鋼桁橋・鋼トラス橋・合成桁)の設計基準。鉄道固有の動荷重係数・衝撃係数・疲労照査方法が規定されており、在来線・新幹線の鋼橋設計で参照する。道路橋示方書鋼橋編と考え方は共通しているが、鉄道荷重の適用において本基準が優先される。

鉄道鋼橋の断面設計 衝撃係数の算定 疲労照査 合成桁の設計
鉄道構造物等設計標準・同解説(土構造物)
国土交通省 鉄道局
★ 必携

鉄道の盛土・切土・擁壁など土構造物の設計基準。列車走行による繰り返し荷重・振動の影響を考慮した安定計算・変形計算の方法が記載されている。道路土工の基準書と比較して鉄道固有の荷重条件と変形管理基準が厳しく設定されている。

鉄道盛土の設計 切土法面の安定計算 擁壁の設計 変形管理基準の設定
鉄道構造物等設計標準・同解説(開削トンネル)
国土交通省 鉄道局
◎ 参考

鉄道の地下線区・地下駅に用いる開削トンネル(ボックス構造)の設計基準。土圧・水圧・列車荷重・地震力を考慮した断面設計・底盤の浮き上がり防止の照査方法が記載されており、都市部の地下鉄設計で参照する。

開削トンネルの断面設計 土圧・水圧の算定 浮き上がりの照査 地下駅の設計
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耐震設計

鉄道構造物の耐震設計・耐震補強に関する基準

3冊
鉄道構造物等設計標準・同解説(耐震設計)
国土交通省 鉄道局
★ 必携

鉄道構造物(高架橋・橋梁・トンネル・盛土)の耐震設計基準。レベル1・レベル2地震動の設定・耐震性能の照査方法・液状化判定が規定されており、1995年阪神・淡路大震災後に大幅強化された。鉄道の耐震設計・耐震診断のすべての業務で参照する基本書。

地震動の設定 高架橋の耐震照査 液状化判定 耐震補強の設計
既存鉄道コンクリート構造物の耐震補強設計・施工の手引き
鉄道総合技術研究所
◎ 参考

既設鉄道コンクリート高架橋・橋脚の耐震補強設計の手引き。鉄筋コンクリート巻立て・連続繊維シート巻立て・鋼板巻立てなど各補強工法の設計手順と適用条件が記載されており、耐震補強工事の設計で参照する。

RC巻立て補強の設計 繊維シート補強の設計 補強工法の選定
鉄道盛土の耐震補強に関する設計・施工指針
鉄道総合技術研究所
△ 随時参照

鉄道盛土の耐震診断・耐震補強の設計・施工指針。地震時の盛土変形量の評価方法・補強工法(杭・補強土・排水工等)の設計方法が記載されており、老朽化盛土の耐震対策設計で参照する。

盛土の耐震診断 変形量の評価 補強工法の設計
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維持管理・検査・補修

鉄道構造物の点検・診断・補修に関する基準

3冊
鉄道構造物等維持管理標準・同解説(構造物編)
国土交通省 鉄道局
★ 必携

鉄道構造物の点検・診断・補修・補強の維持管理基準。損傷程度の判定区分・点検方法・補修工法の選定基準が定められており、鉄道各社が実施する構造物の維持管理計画・点検設計・補修工事設計の基本書となっている。

損傷程度の判定 定期点検の実施 補修工法の選定 維持管理計画の立案
コンクリート構造物の維持管理マニュアル(鉄道)
鉄道総合技術研究所
◎ 参考

鉄道コンクリート構造物の劣化診断・補修設計のマニュアル。中性化・塩害・ひび割れ・アルカリシリカ反応など劣化機構ごとの診断方法と補修工法の選定手順が記載されており、老朽化した鉄道高架橋・橋台の補修設計で参照する。

劣化機構の診断 補修材料の選定 補修設計の手順確認
鉄道構造物等設計標準・同解説(基礎構造物)
国土交通省 鉄道局
◎ 参考

鉄道構造物の直接基礎・杭基礎・ケーソン基礎の設計基準。鉄道固有の列車振動荷重・動的地盤反応を考慮した基礎設計の方法が記載されており、高架橋・橋梁基礎の新設設計・耐震診断で参照する。

鉄道基礎の設計 杭基礎の水平抵抗計算 振動荷重の考慮 基礎の耐震照査
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鉄道設計における事業者基準について:JR各社・東京メトロ・都営地下鉄・各地方鉄道では、国土交通省の技術基準を基本としつつ、独自の設計マニュアル・標準図・仕様書を定めている場合があります。発注者・事業者から提示される設計基準を必ず確認した上で、本ページの基準書と照合して使用してください。