🏔️ 法面・土工計算ツール

法面勾配・角度
計算ツール

割表記対応 % / ‰ 変換 斜面長計算 プリセット付き
勾配の相互変換
割(1:n)・% ・‰ ・度 のいずれかを入力すると、残りを自動計算します。
勾配 → 角度
割表記の「n」を入力(例:1:1.5 の場合は 1.5)
1 :
角度:
度分秒:
ラジアン:
角度 → 勾配
角度(度)を入力
割表記:
% 勾配:
‰ 勾配:
斜面長(法長)の計算
基準値と勾配から、斜面長・垂直高さ・水平距離を計算します。
m
1 :
斜面長(法長)
m
垂直高さ
m
水平距離
m
角度
ご注意:本ツールは概算用です。実際の法面設計では、土質・安全率・関連基準(道路土工 のり面工・斜面安定工指針 等)に基づく検討が必要です。最終的な設計判断は資格を持つ技術者が行ってください。

用語解説

法面(のり面)切土・盛土によって生じた人工的な斜面。
勾配(割表記)「垂直1に対して水平n」を「1:n」で表す。1:1.5 なら水平1.5m・垂直1m。
% 勾配水平100mに対する垂直高さ(m)。1:1.5 = 66.7%。
‰(パーミル)勾配水平1000mに対する垂直高さ(m)。道路縦断・管路勾配でよく使う。
斜面長(法長)法面に沿って測った実際の長さ。
素掘りコンクリートや石積みで覆わない、土のままの法面。

法面勾配と角度の基礎知識

土木の現場や設計では、法面(のり面)の傾きを表すのに「割(1:n)」「%」「‰(パーミル)」「角度(度)」という複数の表記が使われます。 同じ傾きでも図面や指針によって表記が異なるため、相互の換算が必要になる場面が多くあります。このページでは、それぞれの意味と換算方法を整理し、上のツールで素早く計算できるようにしています。

割(1:n)表記とは

最も土木らしい表記が「割(1:n)」です。これは垂直方向の1に対して、水平方向にn進む傾きを表します。 たとえば「1:1.5」なら、垂直1mに対して水平1.5m。数字nが大きいほど、傾きはゆるやかになります。切土・盛土の標準勾配は、この割表記で示されるのが一般的です。

例:勾配1:1.5の角度 = arctan(1 ÷ 1.5) ≒ 33.69°(33°41′24″)

勾配を角度(度)に変換する

割表記から角度を求める式は θ = arctan(1 ÷ n) です。 「1:1.5は何度?」という疑問は、この式で解けます。逆に角度から割を求めるときは n = 1 ÷ tan(θ) を使います。

%勾配・‰勾配との関係

%勾配は水平100mに対する垂直高さ(m)、‰(パーミル)勾配は水平1000mに対する垂直高さ(m)を表します。 どちらも傾きの度合いを示すもので、法面は割表記、道路の縦断勾配や管路(下水道など)は%・‰がよく使われます。換算は次のとおりです。

  • 割(1:n) → % = (1 ÷ n) × 100
  • 割(1:n) → ‰ = (1 ÷ n) × 1000
  • % → ‰ = % × 10
  • 各表記 → 角度 = arctan(傾き) × (180 ÷ π)
例:勾配1:1.5 = 66.7%666.7‰33.69°

斜面長(法長)の求め方

法面に沿って実際に測った長さを「斜面長(法長)」といい、数量計算や材料数量の算出に欠かせません。 水平距離と勾配が分かれば 斜面長 = 水平距離 ÷ cos(角度)、垂直高さは 水平距離 × tan(角度) で求められます。 上のツールでは、水平距離・斜面長・垂直高さのどれを起点にしても残りを逆算でき、断面図で視覚的に確認できます。

例:水平距離10m・勾配1:1.5 → 斜面長 ≒ 12.02m、垂直高さ ≒ 6.67m

実務でよく使う法面勾配の目安

切土・盛土の勾配は土質や用途によって標準値が異なります。下表は代表的な目安です(実際の設計では関連基準と土質調査に基づく検討が必要です)。

  • 道路切土(硬岩):1:0.3〜1:0.5
  • 道路切土(軟岩):1:0.5〜1:1.0
  • 道路切土(土砂):1:1.0〜1:1.5
  • 道路盛土:1:1.5〜1:2.0
  • 河川堤防:1:2.0〜1:3.0
  • 宅地造成(一般):1:1.5

代表的な勾配の換算早見表

よく使われる勾配について、割・角度・%・‰の対応をまとめました。図面チェックや現場での確認に役立ちます(角度は小数第2位まで表示)。

割(1:n)角度(度)度分秒%勾配‰勾配
1:0.373.30°73°18′03″333.3%3333‰
1:0.563.43°63°26′06″200.0%2000‰
1:0.851.34°51°20′25″125.0%1250‰
1:1.045.00°45°00′00″100.0%1000‰
1:1.239.81°39°48′20″83.3%833‰
1:1.533.69°33°41′24″66.7%667‰
1:1.829.05°29°03′17″55.6%556‰
1:2.026.57°26°33′54″50.0%500‰
1:2.521.80°21°48′05″40.0%400‰
1:3.018.43°18°26′06″33.3%333‰

斜面長(法長)の計算例

水平距離を10mに固定したとき、勾配ごとに斜面長と垂直高さがどう変わるかを示します。勾配が急になるほど(nが小さいほど)、同じ水平距離でも斜面長と高さが大きくなります。

  • 勾配1:0.5(63.43°)→ 垂直高さ20.00m・斜面長22.36m
  • 勾配1:1.0(45.00°)→ 垂直高さ10.00m・斜面長14.14m
  • 勾配1:1.5(33.69°)→ 垂直高さ6.67m・斜面長12.02m
  • 勾配1:2.0(26.57°)→ 垂直高さ5.00m・斜面長11.18m
計算手順(例:水平距離10m・勾配1:1.5)
① 角度を求める → arctan(1 ÷ 1.5) ≒ 33.69°
② 垂直高さ → 10 ÷ 1.5 ≒ 6.67m
③ 斜面長 → 10 ÷ cos(33.69°) ≒ 12.02m

よくある質問(FAQ)

勾配1:1.5は何度ですか?
約33.69度(33°41′24″)です。割表記の角度は θ = arctan(1 ÷ n) で求められ、n=1.5 の場合 arctan(1/1.5) ≒ 33.69° となります。
勾配1:1.5は何パーセントですか?
約66.7%です。割から%への変換は (1 ÷ n) × 100 で求められ、(1/1.5)×100 ≒ 66.7% となります。
割(1:n)・%・‰の違いは何ですか?
割は垂直1に対する水平の比、%は水平100mに対する垂直高さ(m)、‰は水平1000mに対する垂直高さ(m)です。同じ傾きを異なる表記で表したもので、法面は割、道路縦断や管路は%・‰がよく使われます。
斜面長(法長)はどう計算しますか?
斜面長 = 水平距離 ÷ cos(角度) で求められます。水平距離10m・勾配1:1.5(約33.69°)なら、斜面長は約12.02mです。
勾配1:1.0は何度ですか?
1:1.0はちょうど45度です。垂直と水平が等しい傾きで、arctan(1/1.0)=45° となります。
勾配1:0.5は何度ですか?
1:0.5は約63.43度(63°26′06″)です。%では200%、‰では2000‰に相当する急な勾配で、硬岩の切土などで使われます。
勾配1:2.0は何度・何パーセントですか?
1:2.0は約26.57度(26°33′54″)、%では50%、‰では500‰です。盛土や河川堤防でよく見られるゆるやかな勾配です。
「割」と「分」はどう違いますか?
割表記の小数部分を口頭で「分(ぶ)」と呼ぶことがあります。たとえば1:1.5を「いちわりごぶ」「いちてんごわり」などと読む現場もあります。表す傾きは同じで、本ツールでは「1:n」の数値で入力します。
%勾配を割(1:n)に変換するには?
n = 100 ÷ % で求められます。たとえば50%なら 100÷50=2 となり、1:2.0 に相当します。上のツールで「%勾配」タブに数値を入力すると自動換算されます。
このツールはスマホでも使えますか?
はい。スマートフォン・タブレットに対応したレスポンシブ設計で、現場でもブラウザからそのまま利用できます。入力するとリアルタイムで結果が表示されます。
計算結果をそのまま設計に使えますか?
本ツールは概算・確認用です。実際の法面設計では、土質・安全率・関連基準(道路土工 のり面工・斜面安定工指針など)に基づく検討が必要で、最終的な判断は資格を持つ技術者が行ってください。