バーチャート工程表とは

バーチャート工程表(横線式工程表)は、縦軸に工種、横軸に時間(日・旬・月)をとり、各工種の作業期間を横棒(バー)で表す工程表です。作成が容易で誰が見ても進捗が一目で分かるため、土木・建築の現場で最も広く使われています。一方で、作業同士の関連性(先行・後続の関係)は表現しにくいという特徴があります。

  • 長所:作成・修正が簡単で、各工種の所要日数と時期が直感的に分かる。
  • 短所:作業間の関連や、全体工程に影響する重要作業(クリティカルパス)が読み取りにくい。
  • 使い分け:規模が大きく工種間の依存が複雑な工事では、ネットワーク工程表と併用するのが一般的です。

本ツールでは月を上旬・中旬・下旬の3区分で管理するため、月単位より細かく、日単位より手早く工程を表現できます。

工種の並べ方(大分類と小分類)

工程表は、工事の流れに沿って上から下へ施工順に工種を並べるのが基本です。本ツールでは大分類(土工・構造物工など)の下に小分類(準備工・掘削工など)をぶら下げる構成にできます。

📋 並べ方の例(道路改良工事)

  • 土工 ── 準備工 → 掘削工 → 路体盛土工
  • 構造物工 ── 函渠工 → 擁壁工
  • 舗装工 ── 路盤工 → 表層工
  • 付帯工 ── 区画線工 → 後片付け

大分類を太字、小分類を字下げで表すと、工事全体の構成が読み取りやすくなります。

工程バーの引き方と進捗率の管理

各工種の着手から完了までの期間にバーを引きます。準備工と掘削工のように作業が重なる期間(並行作業)は、バーを重ねて表現します。実際の進捗を記録する場合は、計画バーを実線、実績バーを破線にするなど線種を使い分けると分かりやすくなります。

✓ 進捗管理のポイント

  • 計画(予定)と実績を線種で区別する。
  • 月ごとの進捗率(出来高%)を記入し、予定との差を把握する。
  • 降雨日や休工日が多い時期は、余裕(フロート)を見込んで計画する。

本ツールでは「進捗率行を表示」を押すと、工種ごとに月別の進捗率(0〜100)を入力できます。

休工期間・出水期の表し方

河川工事の出水期(おおむね6〜10月)や、積雪地域の冬期など、工事を行えない期間は工程表上で明示しておくとトラブルを防げます。

🌧 休工期間の扱い

  • 出水期は河川内の工事を避け、その期間を休工または陸上作業に充てる。
  • 積雪期は土工・舗装工を避け、工程の前後にずらして計画する。
  • 年末年始・お盆など長期休暇も考慮して工期を組む。

本ツールでは月見出しをクリックすると、その月の列を赤く表示して休工月を示せます。

📐 バーチャート工程表作成ツールを活用しよう

このページの「バーチャート工程表作成ツール」を使えば、クリック&ドラッグで工程バーを引き、進捗率の入力や休工月の設定まで行えます。A4/A3横で印刷でき、提出用の工程表づくりに最適です。