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荷重条件

Load Conditions
道路橋示方書・同解説(平成24年版)
コンクリート標準示方書【設計編】2022年制定
JIS G 3112 : 2020
JIS G 3101 / JIS G 3106
JIS G 3536 / JIS G 3109
死荷重(単位体積重量)
準拠:道路橋示方書Ⅰ共通編 表-8.1.1
材料単位体積重量
(kN/m³)
鋼材・鋳鉄 77
鋼鋳物 78.5
RC・PC(鉄筋コンクリート) 24.5
無筋コンクリート 23
木材 8
アスファルト舗装 22.5
砂・土(乾燥) 17
砂・土(湿潤) 20
岩石 26
活荷重(道路橋)
準拠:道路橋示方書Ⅰ共通編 8.2節
荷重種別値 / 内容
T荷重(集中荷重) 245 kN(25tf)
L荷重 p1(等分布) 10.0 kN/m²
L荷重 p2(従載荷) 3.5 kN/m²
衝撃係数 i(T荷重) 20/(50+L)
L:支間(m)
車道幅員 3.5〜3.75 m/車線
A活荷重・B活荷重 道路規格による区分
風荷重
準拠:道路橋示方書Ⅰ共通編 8.5節 / 道路橋耐風設計指針
項目記号値・算定式備考
設計基準風速 Vd 40 m/s(標準) 地域・架橋高さにより補正
速度圧 q q = 0.5 × ρ × Vd² ρ = 1.23 kg/m³(空気密度)
桁に作用する風力(常時) Pw 3.0〜4.0 kN/m² 桁高・形状による
橋脚に作用する風力 Pwp 1.5 kN/m² 橋軸直角方向
風力係数(平板・矩形断面) CD 2.0 断面形状による
活荷重載荷時 鉛直風力 Pwv 0.5 kN/m² 鉛直上向きに作用
地震時荷重
準拠:道路橋示方書Ⅴ耐震設計編 / 道路橋耐震設計指針
項目記号値・内容備考
■ レベル1地震動(許容応力度法)
設計水平震度(A地域・I種地盤) kh 0.20 地域別・地盤種別により変化
設計水平震度(A地域・II種地盤) kh 0.25
設計水平震度(A地域・III種地盤) kh 0.30
■ レベル2地震動(塑性設計法・橋脚等)
設計水平震度(タイプⅠ・I種地盤) khc 0.30〜0.70 橋脚の固有周期による
設計水平震度(タイプⅡ・I種地盤) khc 0.60〜1.40 直下型地震対応
地盤種別判定(第I種) — 岩盤・硬質砂れき層 TG < 0.2s
地盤種別判定(第II種) — 一般的な地盤 0.2s ≦ TG < 0.6s
地盤種別判定(第III種) — 軟弱地盤 TG ≧ 0.6s
  • TG:地盤固有周期(地盤定数により算定)
  • 地震地域区分:A地域(標準)、B地域(低地震活動地域)
その他荷重条件
準拠:道路橋示方書
荷重種別値・条件準拠・備考
雪荷重(一般地域) 1.0 kN/m² 地域の積雪量による
雪荷重(多雪地域) 2.0〜3.0 kN/m² 道示Ⅰ 8.6節
温度変化(鋼構造) ±30〜50℃ 架橋地点・供用期間による
温度変化(コンクリート) ±20〜30℃ 道示Ⅰ 8.8節
土圧(主働土圧係数 Ka) Ka = tan²(45°-φ/2) ランキン土圧の式(壁面摩擦を考慮しない)・φ:内部摩擦角
水圧(静水圧) γ×h (kN/m²) γ = 10.0 kN/m³、h:水深(m)
衝突荷重(防護柵) 50〜100 kN 道示Ⅰ 8.10節・防護柵設置基準

このページについて

構造物の設計は、「どんな力がかかるか」を決めること、つまり荷重条件を設定するところから始まります。このページは、道路橋の設計で扱う死荷重・活荷重・風荷重・地震時荷重と、雪・温度変化・土圧・水圧・衝突荷重などのその他の荷重を、まとめて見られる早見表です。

表の読み方

実際の設計では、これらの荷重を単独で扱うのではなく、「常時」「地震時」「暴風時」のように荷重の組合せとして考えます。組合せごとに、許容応力度の割増しや、部材の照査の方法が変わります。許容応力度の割増し係数は、「許容応力度」のページにまとめています。

荷重を決める手順

  1. 適用する基準を決める:構造物の種類と管理者(道路・鉄道・河川・上下水道など)によって、使う基準が変わります。発注者と協議して、基準とその版を最初に確定させます。
  2. 死荷重を拾う:構造物本体に加えて、舗装・高欄・防護柵・添架物など、構造物に載るものの重さをもれなく集計します。
  3. 活荷重の区分を確認する:道路橋のA活荷重・B活荷重は、道路の種類や大型車の交通状況に応じて決まります。設計者が自由に選ぶものではないので、発注者の条件を確認します。
  4. 地域・地盤の条件を整理する:風・雪・温度変化・地震の地域区分や、地盤調査結果から求める地盤種別など、架橋地点ごとの条件を整理します。
  5. 荷重の組合せを設定して照査する:常時・暴風時・地震時などの組合せを作り、組合せごとに部材の照査を行います。

実務で間違えやすいポイント

数値の出典と、基準の版についての注意

各表の数値は、許容応力度設計法による最後の版である平成24年の道路橋示方書・同解説を基本に、表ごとに記載している出典(道路橋耐震設計指針、道路橋耐風設計指針など)にもとづいて整理しています。道路橋示方書は平成29年に、設計法が許容応力度設計法から部分係数設計法・限界状態設計法へ移行し、令和7年の改定では編の構成が再編されて、耐震・耐風の内容が共通編に取り込まれました。そのため、表に記載している編名(「Ⅴ耐震設計編」など)や条文番号は改定前のものを含み、現行の基準とは対応しない場合があります。特に活荷重・風荷重・地震時荷重は、基準の改定で扱いが変わりやすい項目です。本ページは概略検討や考え方の確認のための早見表として使い、実際の設計業務では、発注者の仕様書で指定された基準・版の最新の数値を必ず確認してください。

出典の版情報の確認:2026年10月